薬剤師の高収入求人には注意が必要?薬剤師で高給取りを目指すには?

2019-06-24

薬剤師の資格を持っていると病院や薬局だけでなく、研究・開発職や医薬品メーカーの営業職など様々な職種で需要があります。需要の高い職業なので求人も多いですが、薬剤師の高収入求人には注意が必要です。今回は高収入求人に注意が必要な理由や、薬剤師で高給取りを目指すにはどうすれば良いのかについて解説していきます。

群馬県で探せる薬剤師の求人

薬剤師の仕事について

まずは薬剤師の仕事について解説していきます。薬剤師は病気の治療や日常生活の健康維持に不可欠な薬剤を取りあつかう専門職です。そんな薬剤師の仕事内容は勤務場所によって大きく異なってきます。薬剤師の代表的な勤務場所は病院や薬局です。

薬局で働く薬剤師の主な仕事内容としては医師の処方せんに基づいて調剤すること、薬の飲み方や注意点などについての指導、一般用医薬品の販売などが挙げられます。病院で処方せんを貰った経験のある人なら分かると思いますが、わざわざ処方せんを持って薬局に行くより、その場で医師に薬を貰う方が患者としては楽ですよね。

ただし、これには理由があって、医師が指示した薬が間違っている場合もあるため、医師と薬剤師のダブルチェックで安全性を高めているそうですよ。病院で働く薬剤師は、薬局で働く薬剤師と同様に薬の調剤を行うほか、医療用医薬品の管理、患者さんへの薬の説明などを行います。

この他に製薬会社で働く薬剤師もいます。製薬会社の場合、主な仕事は新薬の研究や開発です。製薬会社のMR(医薬情報担当者)として勤める場合は、新薬の営業や医療現場で自社製品の情報提供などを行います。このように同じ薬剤師であっても勤務場所によって仕事内容は変わるのです。

薬剤師の高収入求人について

薬剤を取りあつかう専門職である薬剤師の平均年収は、職業全体の平均年収より高い傾向にあります。順調にキャリアアップすれば、年収1000万円も不可能ではありません。そんな薬剤師の求人の中には高額な報酬を提示しているものがありますが、高収入求人には注意も必要です。

高収入の求人の場合、まず雇用形態を確認しておきましょう。スタートから年収700万円など高給が提示されている求人は、正社員雇用ではなく契約社員や派遣社員の場合が多いです。

勤務先が遠方の場合は転居を伴う可能性もありますが、契約社員や派遣社員だと引っ越し費用のサポートがないかもしれません。また勤務先の従業員数や、勤務時間も確認しておきましょう。従業員数が少ない場合、当たり前ですが従業員一人当たりの仕事量は増えます。

従業員数が足りていても常勤が少ないと、パートさんが休んだ時に、その負担が常勤の従業員に来ます。

休日が週休1.5日だったり、拘束時間が長かったりする職場もあるので勤務時間の確認も必須ですね。1日8時間労働が基本の所が、10時間労働に変われば年収が増えるのは当たり前ですからね。このように高収入の求人には正社員雇用ではない・勤務時間が長いなど相応の理由があるんです。

薬剤師で高収入を目指すなら地方が狙い目?

2018年に厚生労働省より発表された「賃金構造基本統計調査」によると、東京・愛知・大阪・神奈川などの大都市圏の平均年収は500万円以上です。関連資料-APOPLUS 薬剤師|薬局転職

一方で秋田・沖縄・宮崎・島根などの地方の平均年収は400万円を下回っています。このデータだけ見ると薬剤師で高収入を目指すなら大都市圏で働いた方が良いように思えますが、実は薬剤師の場合は地方で働くほうが収入が良い場合があります。

例えば2017年の厚生労働省の調査では薬剤師の平均年収は543万円なのですが、青森・島根・鹿児島などの地方では平均年収が600万円を超えています。

基本的に薬剤師の年収は、需要と供給で決まる傾向にあります。つまり薬剤師の供給が多い都道府県は年収が下降傾向になり、薬剤師が不足している都道府県は年収が高めになるわけです。地方は薬剤師が不足している地域が多いので、大都市圏より年収が高めになるのです。

また、県内に薬学部がないと薬剤師不足が深刻化しやすいため、高収入の求人が増えやすくなります。ちなみに島根・鹿児島には薬学部がありません。薬剤師が不足している地方に狙いを絞れば高収入の求人が見つかるかもしれませんが、全ての地方で年収が高いわけではないので注意しましょう。

収入が高い薬剤師の職場について

薬剤師は調剤薬局や病院、ドラッグストアなど働ける場所が多いのも魅力です。そして職場によって薬剤師の収入も変わってきます。薬剤師の職場で平均年収が高いのは製薬会社だと言われています。製薬会社は初任給がそれほど高いわけではありませんが、キャリアアップすれば年収もどんどん上がっていくので、年収1000万円を狙うことも不可能ではありません。

ただ、製薬会社には研究開発職や薬事、治験コーディネーターなど様々な職種が存在するため、職種によって年収も変わってきます。また薬剤師にとって人気の職場ということもあり、就職・転職の難易度が高い傾向にあります。

意外に年収が低い傾向にあるのが調剤薬局の薬剤師ですね。初任給は高い傾向にあるものの、一般職のままだと年収が伸び悩む傾向にあります。ただし、休日を病院に合わせている職場が多いので、週末や祝日にしっかり休めるというメリットもありますね。

意外に年収が高いのがドラッグストアの薬剤師です。全国各地に数多く存在するドラッグストアですが、店舗によっては慢性的な人手不足に悩んでいます。そのため高い給与を提示してでも薬剤師を雇う必要があるため、年収も高くなりやすいのです。

薬剤師が転職する時の注意点について

薬剤師で高給取りを目指すなら平均年収が高い地方で仕事を探したり、製薬会社やドラッグストアなど平均年収が高い職場を探したりするのがオススメです。ただし、高収入を目指して調剤薬局から製薬会社・ドラッグストアのように別の業態へ転職する時は注意が必要です。

業態が異なれば仕事内容も変わるので、前職の経験が生かせない可能性もあります。大手の企業であれば新卒者や中途採用者向けの教育体制が充実していますが、中小の企業だと教育体制が不十分な可能性もあるので注意が必要です。

また転職する際は今の職場に迷惑をかけないように、円満退職を目指しましょう。薬剤師の世界は意外に狭いため、退職時にトラブルを起こすと悪い評判が広がる可能性があります。転職のために職場を辞めるにしても繁忙期となる年末や花粉シーズンなどを避ける、退職の意思を早めに伝えるなどの配慮が必要です。